1日肘関節への外反ストレスと睨めっこしたこーけつです!

この前の日曜日に久しぶりに公立高校硬式野球部のトレーナーとして活動をしてきました。
7月の大会(甲子園予選)で引退した3年生の試合を観戦しに行っていた時以来の活動であるため、4ヶ月の期間が空いていました。
その間に新チームが始動し、地区予選を勝ち上がり、県大会進出を果たしていましたが、新型コロナウイルスの蔓延により岐阜県は休校を余儀なくされました。
休校明けに県大会に挑みましたが、惜しくも初戦敗退となり春の選抜(甲子園)出場を逃してしまいました…
その為、今回の活動でも少しでも選手が痛みや不調に悩まされない様、精一杯出来ることをしてきました!
割と具体的に活動内容を残していくので、野球の現場で活動したい人は参考にしてみて下さい!
個別のコンディショニング
今回は腰痛に悩まされる選手2名と、上腕内側の疼痛に悩まされる選手1名の合計3名の個別コンディショニングをしてきました!
クリニックで治療を受けようと思うと、20分でおよそ1850円(3割負担は計算して下さい)という支払いが発生します。
コンディショニングはお金を頂いておりませんので、ここだけ切り取れば選手はラッキーです。
しかし、トレーナーが職場外で活動する際、万が一ケガなどをさせてしまった場合の責任は誰がとるのでしょうか?
もちろんトレーナーです。
もしかしたら職場にも悪い噂が流れてしまうかもしれません…
その為に、細心の注意を払って対応していますし、保険にも入って万が一の時には私自身が守られる様にしています。
「野球選手がみたい」
だけでは、自身を危険に晒すことになるかもしれないので、この辺の知識は持っておきましょう!
少し、話が逸れましたが、腰痛の選手の原因は股関節周囲筋の機能不全である可能性が非常に高かったですね!
大腰筋や深層外旋六筋、小殿筋への介入により動作時痛の改善や筋力発揮の改善を認めました。
コロナ明けで練習量がどっと増え、試合でもマスクをかぶり続けるのは身体への負担が想像以上に大きいようです。
(腰椎分離症でないことを祈ります…)
自身でケアをして欲しいですね!
上腕内側の疼痛を認める選手は、頚部の評価にて再現を認めるため、頚部由来の神経血管のトラブルだと考えています。
以前よりは症状の軽減を認めていますが、まだプレー中に気にしているので、春までにもう少し改善したい!
PULSE Throwでの測定
この名前に聞き慣れない方が、野球選手を診ている理学療法士やトレーナーの方でもいらっしゃるかもしれません。
旧姓はmotusです!
昨年、名前が変わったそうなので、詳しいことを知りたい方は、コチラからどうぞ!
(こーけつはこの会社と縁もゆかりもありません)
PULSE Throwで分かることは
①エルボートルク=投球時の肘関節内側に加わる、外反モーメントの大きさ
②アームスロット=ボールリリース(Ball Release、以下BR)時の前腕と地面の角度
③アームスピード=投球時の前腕の回旋速度(回内→回外)
この3つ
今回注目したのは…
①エルボートルク
投球すると肘関節内側の疼痛を認め、数日休むと改善して、また痛くなる…
そんな選手の一助になれたらと思い測定
しかし、中々上手く解釈出来ない💦
身長や体重は入力していますが、球速やアームスピード、アームスロットがバラバラだったりするので難しい。
しかし、明らかに基準値より数字が大きい。
その他5人の投手と比較しても明らかに高値。
偶然訪問されていた、元社会人野球チーム監督の方の見立てとも一致!
後は、どうやって肘関節外反ストレスを軽減していくか…
私のこの冬のテーマになるかもしれません。
この日は全200球、6投手の測定が出来たので、持ち帰って分析したいと思います!
また何かしらで共有しますね!
頭部外傷の対応
この日は練習試合だったのですが、私のサポートしているチームの投手が相手チームの打者の頭部に当ててしまいました💦
(すみません💦)
あまり出しゃばってはいけないのですが、自分のチームの監督に
「もし良ければ…」
と下からお伺いしたら
「ぜひ!」
との返事を頂けました!
ありがとうございます!
相手チームの指導者を前に、頭部にデッドボールを受けた選手にPocket SCAT2で脳震盪の評価。
検索してみてね!
特に所見はありませんでしたので、この後の過ごし方や、日曜日だったので当直医の紹介までお伝え出来ました!
これは、完全に法人のメディカルサポートで学んだ対応ですね👍
選手や指導者は「とりあえず安静に」の判断が精一杯である為、医療従事者の私がもう一歩踏み込んだ評価が出来る環境の重要性を改めて感じた瞬間でした!
今回は久しぶりのサポートでしたが、進歩出来ている点がありました!
それは、今までは基本的に痛みのある選手への介入ばかりでしたが、今回はPULSE Throwを用いることで、健常な選手への介入をすることが出来ました!
有効に使える機器を利用しながら、自身のポジションの確立をしていきたいですね!
👇サポート後に母と2人で食事した時に食べたナポリタン👇
以上!
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