こーけつのトレーナー活動日誌

野球情報

こんにちは、こーけつです。

先日、新型コロナウイルスの自粛明け初めてのトレーナー活動を実施してきました。実に5ヶ月振りの活動になります。前回までの活動時にはこのブログを立ち上げておりませんでしたので、今後はトレーナー活動なんかもここで共有させて頂きます。

 

5ヶ月振りのトレーナー活動

前回は2月末に活動させて頂きました。その時には選手全員(20人程度)に対してメディカルチェックを実施しました。測定項目は疼痛怪我の経験(既往歴)原テスト(11項目)肘関節の可動域下肢柔軟性(6項目)です。本来ならこの数値を元に自主トレメニューや全体で取り組むメニュー等を選手に直接お伝えしたかったですが、紙面での指導に留まってしまいました。今から約半年前のデータに基づいて指導をしても、高校生の体は変わりやすいためあまり効果はないでしょう。また、リアルタイムな状態を評価したいと思います。

さて、今回の活動は練習試合前後での選手の個別コンディショニングです。しかも前日までの1週間は豪雨や土砂災害による休校、1週間後には3年生最後の公式戦が控えております。さらに翌日からはテストが始まるそうです。正直言って、十分に練習が出来ていない中での試合のため、良いパフォーマンスは期待出来ないので、今日から1週間後に向けて調整していくと言ったところでしょうか。

 

試合前のコンディショニング

グランドへ伺った際に「今日投げる投手を見て欲しい」と、依頼を頂きました。投手が6人であったため、疼痛の具合や試合での登板順を考慮してこちらで優先順位をつけて対応しました。

1人目は左投げのクロスファイヤーが売りの投手です。コロナ自粛明けてから、アクセラレーションからリリースで痛みを認めるとのこと。

加速期を英語でアクセラレーションと言い、リリースはボールを投げる瞬間のことです。この選手が痛みを認めるのは、赤枠で囲まれたフェーズです。※写真は実際の選手ではありません。

2月のにメディカルチェックをした際にも「テスト明けから〜」と痛みの訴えを認めていました。高校生あるあるですね。勉強が大事であるため、その辺りの調整方法も学んでほしいですね!この選手は上腕三頭筋(肘を伸ばす筋肉)と腕橈骨筋(肘を曲げる筋肉)にトラブルを抱えていたため、その場で疼痛の消失を認めました。

2人目はサイドスローのエース候補?の選手です。彼は私がトレーナー活動を開始した頃は、腰痛に悩まされており練習に参加できていない時期もありました。しかし、冬を超えてから飛躍的に良くなったとのこと。正直言うとめちゃくちゃ嬉しいです笑。自分のおかげ、ではありませんがその後の腰痛は無く、パフォーマンスも上がっているなら理学療法士冥利に尽きますね!彼は投球開始時の右肘内側の疼痛でしたが、浅指屈筋(指を曲げる筋肉)への介入で症状は消失しました。

3人目はなんだかんだでケガの多い選手です。最初は肘、その次は指、今回は「痛いところはありません」やりました!GWに選手の投球フォームを動画で見て、自主トレメニューを組ませてもらいましたが、「しっかりやってます」との返答があり、コレもめちゃくちゃ嬉しいです。実際にチェックしましたが…90点くらいです!たった半年ですが選手の成長をまじかで見ることが出来、嬉しいですね!そのため追加してメニューを伝えました笑。

4人目は3年生のエース。彼は私がトレーナーとして高校へ行き始めてから1度も疼痛の訴えを認めていない、数少ない故障の無い選手です。決して柔軟性がある訳ではありませんが、投手としてケガをしていません。ということは、「身体が硬いからケガをする」と言うのは疑問に思うところですよね。彼がそれを私に教えてくれています。投手ですが、抑えを担当しているため、球数が少ないことも故障の少ない一要因に繋がっている様な気がします。3年生であり、1週間後に最後の大会であるため介入は一切していません笑。いい加減にしている訳では無く、選手の感覚は繊細であるため残り1週間で大会を迎える選手に下手に介入するべきでは無いと思っています。

 

試合中のコンディショニング

5人目はサイドスローとスリークォーターで悩んでいる選手。技術的なところは介入しておりませんが、強いて言えば「投げやすいところ」が1番だと思います。彼からは「開きが早い」「右脚(軸脚)を地面に擦ってしまう」2点について質問されました。ちなみに疼痛はありません。彼の投球フォームを動画で見た際に、「軸脚のキャッチャーへの回転が早い」は第一印象でした。なので、私の第一印象と彼の悩みが一致!そしてらエクササイズと考え方を伝えるだけです!今回伝えたポイントは、軸脚の回転を遅らせば開きは抑えられるのでは、という点です。投手は投球時に地面に接している足部から回転して、膝関節股関節骨盤胸郭が回旋し最後に腕を振ります。

上の写真は極端な例ですが、ステップ脚が地面に着く前後で軸脚の回転が開始して欲しいです。同じタイミングで考えると、左の写真は膝と骨盤の回転が開始しているため、右の写真と比較すると早期にリリースを迎えることになります。そのため、開きが生じると考えています。自己にて制御出来るのは、膝関節の回転くらいだと思います。ここもなかなか大変ですが。膝関節の回転を遅らすことが出来れば、最終的に胸郭の回旋は遅れるため、開きがなくなる。というのが纐纈理論です。サイドランジや片脚スクワットで膝が内側に入らない様に指導しました。

 

試合後のコンディショニング

6人目はプロ野球選手の山投手のフォームを真似ている選手です。動画を見ましたがけっこう似てました。1試合目の登板後の対応になったため、まずは投球の反省。選手からは「クイックになると投げ急ぐ」「フォロースルーで左に流れる」2点について相談されました。1点目の「クイックになると投げ急ぐ」コレはありがちですよね。私もそうでしたが、ランナー気にすると早く投げたいですよね笑。しかし、あくまで軸脚に体重を乗せることがスタートですから、その話をしました。素早くパワーポジションを作るためのエクササイズ実際に行いました。2点目の「フォロースルーで左に流れる」については下の絵をご覧下さい。

右投手がプレートより三塁側で投球する場合は、ある程度一塁側に身体が流れるのはアリだと思います。物理的に考えるとそれが自然だと思うからです。その話をして、選手と共有しました。

 

反省点

今回のコンディショニングは痛みを抱えているのは6人中2人。改めて気づかされたことは痛みの改善は得意ですが、パフォーマンスアップは苦手ということ。一気に自信がなくなります笑。病院であれば痛みの改善が出来れば問題ありませんが、スポーツ現場へ出ていくためにはそれだけでは足りません。−1→0が病院であればスポーツ現場は0→12にする必要があります。今後はその辺りの勉強もしていきます!

では来週の記事でお会いしましょう!

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